プログラミング環境について
基本的には大学の端末室を使って空き時間にやればいいが、
自宅にパソコンがあってそれで自習したい場合、次のような方法が考えられる。
できれば何らかの環境をきちんとローカルに作るのがお勧めだが、
そんなにかんたんでは無いので、
最後の手段として、
Replitを使う方法をお勧めしておく。
1. Windows Native
Visual Studio Community 2022を使う
Visual StudioはMicrosoft製のプログラミング用統合環境。
以前はExpress Editionという機能限定版しか使えなかったが、
今はフル機能を無償で使えるようになった。
Visual Studio 2022 コミュニティ エディション – 最新の無料バージョンをダウンロードする
にある。
2. Windowsでの疑似unix環境
WSL (Windows Subsystem for Linux) を使う
64bitなWindows10/11のPCを持っているならお勧め。
に入れ方が書いてある。
WSLの中に入れるLinuxの種類はUbuntu 22.04がお勧め。
WSLとWSL2の2種類があり、それぞれ特徴があるが、今ならWSL2がお勧め。
その他の疑似unix環境
MSYS2というシステムもある。
MSYS2を試してみる
に以前使ってみたときの記録がある。
なお、windows,gccみたいなキーワードで検索するとMINGWを勧めるページが
いくつかヒットするが、互換性が低くお勧めできない。
3. PC-UNIX
PC-UNIXをインストールする
LinuxやFreeBSDなど、PC上で動くUNIX OSがある。
多くは無料で使うことが出来る
(理工UNIXシステムで使っているCentOSも無料)。
Ubuntu 22.04がお勧め。
Ubuntu 22.04のインストールメモ
がある。
Windows OSと共存するためにはハードディスクを分割する必要があるなど
敷居が高いが、使いこなせればとても強い味方となることは間違いない。
PC-UNIXを仮想化ソフトを使ってインストールする
VMware
、
VirtualBox
などのPCのハードウェアをエミュレートする
ソフトを用い、その上に「ゲストOS」としてPC-UNIXをインストールする。
vmwareは有料ソフトだが、個人なら無料で使える
VMware Workstation Player
がある。VirtualBoxは無料で使える。
また、Windows 10/11のProfessional以上であれば、
Hyper-Vという仮想化ソフトが使える。
ハードディスクを分割するよりは、いくらか敷居が低いかも知れない。
4. Mac OS
Macを持っているなら話は簡単である。
BSD UNIXを元にしているので、ターミナルを開けばUNIX環境がそのまま使える。
まず、「command line tools for Xcode」を入れる。ターミナルで、
xcode-select --install
とすれば、gcc (ただしかなり古い)が使えるようになる。
この授業だけならこの古いgccでも大丈夫だが、本格的にunix環境を整えるには、
更に
Homebrew
を入れてこちらを使うのが良さそう。
Macは最近CPUがApple M1/M2 chipに変わった。低消費電力かつ高速だが、
すべてのソフトウェアが作り直しのためいろいろ不具合も多く、
チャレンジャー向け。
5. クラウド
Replitで、
ローカルに何もインストールしなくてもブラウザだけでプログラミングの
実習をおこなうことが出来る。
アカウントを作り、
start conding -> Cと進み、"Create Repl"すれば、
ターミナルが開いてプログラミングができる。
ファイルのロード、セーブも可能。
URLを覚えておけば(ファイルが消えずに)作業の続きが出来るようにも見えるが、
いつ消えるか分からないのできちんとファイルを手元に保存することをお勧めする。
COCALCを使う
COCALCにある。
Replitと似たようなシステム。
プログラミング環境について
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